スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

34人目:はくどうさん&マイ「白の逃亡者」

案外書くのに時間掛かりました。
何度か書き直したりしてましたが、結構楽しく書けました。
走る。駆ける。そして逃げる。
つまるところ、している行動はあまり変わらない。そして今、魔界神の娘の1人であるマイがしているのは紛れもなく逃亡だった。
「マイー!大人しく出てこーい!」
どこからか彼女を呼ぶ声が聞こえるが、不利とわかっているところにわざわざ出て行く者は居ない。だからこそ彼女は路地に隠れながら逃げているのだから。
「言われて出るバカが何処にいるっていうのよ…」
だが、わかっていても口に出してしまうのは呪詛なのだろうか。うめくように呟くと、彼女はまた走り出した。

魔界の一角のとある住居。
「さて、なんで逃げてたんだ?」
そこの家主、はくどうは目の前でココアを飲んでいるマイに向けて問いかけた。
当然だ。いきなりやって来て何を言い出すかと思えば「ちょっと匿って!」である。とりあえず中に入れたが、事情は知りたかった。
「あはは…ちょっと事情があってね」
笑ってそれを誤魔化そうとするマイだが、はくどうの追求の視線と無言の圧力に耐えられず、
「あぅぅ…わかった、話すよ」
降参してぽつぽつと話し始めた。

マイの話を要約すると、部屋でユキと神綺のぬいぐるみを投げあって遊んでいたところを神綺に見られ、神綺が話も聞かずに泣き顔で一目散に夢子のところへ行ってしまったのでお説教が嫌で逃げてきたという事だった。話を聞き終えたはくどうは、
「なんと言うか…ぬいぐるみを投げて遊んでたマイもマイだが、それを見て不良になったと言う神綺様もどうかと思うな…」
呆れた顔でマイを見た。マイは逃げて来た疲れもあってか、机にうなだれるて愚痴を雫す。
「少しは反省してるけどさ…お母さんの発想が飛躍しすぎだよ…」
そんなマイの姿を見てはくどうは苦笑すると、
「それだけ愛されてるって事だよ。後で俺も一緒に行ってあげるからちょっと休んでおきな」
ぽんぽんとマイの頭を軽く叩いて慰めた。それで安心して疲れがどっと出たのか、
「ありがと、はくど…兄ちゃ…」
マイは机に俯伏せになったまま静かな寝息を立てて寝始めた。
「全く…これだからこの娘は目が離せない」
はくどうはそう雫すと、タオルケットを取りに奥の部屋へ入って行った。

※神綺様の発想
自分のぬいぐるみが投げられている
→私が投げられている
→マイちゃんが私を投げている
→マイちゃんが親不孝に?!
→マイちゃんが不良さんになっちゃった?!

この後、すきまさんの話につながります。よって冒頭で声を上げているのはすきまさんです。
スポンサーサイト

comment

Secret

ブログ内検索
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。